バンバン200はダサい?評判の真相と後悔しないための全知識

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スズキのバンバン200に対して「ダサい」というキーワードで検索されているあなたは、その個性的な見た目が周囲からどう見られるのか、気になっているのではないでしょうか。購入後に失敗や後悔をしたくないという気持ちは、とても自然なことです。

この記事では、バンバン200がダサいと言われる理由から、逆におしゃれだと評価されるポイントまで、インターネット上の様々なレビューや評価を基に多角的に解説します。

また、女子ライダーからの人気、エンジンの寿命や持病といった維持面での注意点、そしてバンバン200の大きな魅力であるカスタムについても深掘りします。人気のファットカスタムやカスタムシート、さらにはボアアップの可能性まで、あなたが知りたい情報を網羅しました。

200ccモデルだけでなく、過去の125ccや50ccモデルとの比較や、気になる最高速のデータも交えながら、バンバン200の本当の姿に迫ります。

この記事ではこんな内容をまとめています!

  • バンバン200が「ダサい」とも「おしゃれ」とも言われる具体的な理由
  • カスタムによってバイクの印象が大きく変わる可能性
  • 購入前に知っておくべき性能、寿命、維持に関する注意点
  • オーナーのリアルなレビュー評価とシリーズごとの特徴
目次

バンバン 200がダサいと言われるのは本当?

バンバン 200がダサいと言われるのは本当?
  • ダサいと言われる理由を客観的に分析
  • 女子にも人気のおしゃれなレトロデザイン
  • 実際のオーナーによるレビュー評価を紹介
  • シリーズで比較!200 125 50の違い
  • エンジンの寿命を左右する持病はあるか?

ダサいと言われる理由を客観的に分析

ダサいと言われる理由を客観的に分析

スズキのバンバン200が一部で「ダサい」と評価されるのは、その極めて個性的でレトロなデザインに起因すると考えられます。

主な理由として、まずデザインが現代の主流から見ると「レトロすぎる」点が挙げられます。1970年代に人気を博したレジャーバイクのスタイルを色濃く反映しており、このノスタルジックな雰囲気が、一部の層には時代遅れや古臭い印象を与えてしまうことがあります。

次に、特徴的なパーツの組み合わせが独特であることも一因です。大きな丸目一灯のヘッドライト、極太のリアタイヤ(バルーンタイヤ)、アップタイプのマフラーなど、各パーツが強い個性を主張します。この唯一無二の組み合わせが、全体の調和よりも個々のインパクトを重視しているように見え、人によってはアンバランスで野暮ったいと感じられる場合があるのです。

また、発売された年式によっては、原色を多用した派手なカラーリングのモデルも存在しました。これも好みがはっきりと分かれる要素であり、落ち着いたスタイルを好むライダーからは敬遠される傾向が見られます。

さらに、コンパクトな車体サイズからくる「ミニバイクのイメージ」も無視できません。200ccという排気量でありながら、その見た目から非力な印象を持たれがちで、パフォーマンスを重視するライダーからは物足りないと思われ、結果として「ダサい」という評価に繋がることがあります。

これらの点から、バンバン200が「ダサい」と言われるのは、特定のデザインや性能を求める層からの意見であり、バイクの絶対的な評価ではないことがわかります。むしろ、その評価は個人の価値観や好みに大きく依存するものだと言えるでしょう。

女子にも人気のおしゃれなレトロデザイン

女子にも人気のおしゃれなレトロデザイン

前述の通り、一部で「ダサい」と評されるバンバン200ですが、その一方で「おしゃれ」で魅力的だと感じる層、特に女子ライダーからの支持が厚いのも事実です。

バンバン200がおしゃれだと評価される最大の理由は、他に類を見ないそのレトロで愛嬌のあるデザインにあります。ずんぐりとしたフォルムや、特徴的な極太タイヤは、速さや鋭さを追求したバイクとは一線を画し、「かわいい」「親しみやすい」といった印象を与えます。このユニークな存在感が、自分のスタイルを大切にするライダーの心を掴むのです。

特に女子ライダーにとっては、足つき性の良さも大きな魅力です。シート高が770mmと比較的低めに設定されており、シート前方が絞られたデザインのため、小柄な方でも安心して乗りこなせます。この安心感が、バイクへの心理的なハードルを下げ、気軽に乗り出せる「おしゃれな相棒」としての地位を確立しています。

また、コンパクトで軽量な車体は取り回しが非常に楽です。都会の狭い路地や駐車スペースでの扱いやすさは、日常使いにおいて大きなメリットとなります。気負わずに乗れる手軽さが、ファッションの一部としてバイクを楽しみたいというニーズにマッチしています。

ポップなカラーバリエーションが豊富な点も、おしゃれさを引き立てる要素です。定番の白や黒だけでなく、青、赤、オレンジといった鮮やかな色が用意されており、自分の好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。服装とバイクの色をコーディネートするなど、ファッション感度の高い乗り方ができるのもバンバン200ならではの魅力と言えます。

このように、バンバン200は、その個性的で愛らしいデザインと扱いやすさから、特に女子ライダーを含む多くの人々にとって、非常におしゃれなバイクとして認識されています。

実際のオーナーによるレビュー評価を紹介

実際のオーナーによるレビュー評価を紹介

バンバン200の評価は、オーナーのレビューを見ると「ダサい」と「おしゃれ」の両極端な意見に分かれることがなく、むしろ「個性的で面白いバイク」として好意的に受け入れられているケースが大多数を占めます。

ポジティブなレビュー評価

多くのオーナーが挙げる長所は、やはりその唯一無二のスタイルと、見た目に反した乗りやすさです。 「トコトコと走るのが楽しい」「スピードを出す気にならず、景色を楽しめる」といった声が多く、性能を追い求めるのではなく、バイクとの時間を楽しむための相棒として高く評価されています。特に、極太タイヤが生み出す安定感や、厚みのあるシートによる快適な乗り心地は、長距離ツーリングでも疲れにくいというメリットとして挙げられます。

また、「整備がしやすい」「構造がシンプルでいじりやすい」といった、メンテナンス性の高さを評価する声も目立ちます。これは、カスタムベースとしてバンバン200を選ぶライダーが多いことの裏付けでもあります。自分好みにバイクを育てていく楽しみがある点は、大きな魅力と捉えられています。

ネガティブなレビュー評価

一方で、ネガティブな評価がないわけではありません。最も多く指摘されるのは、やはり走行性能に関する点です。 「高速道路での走行は正直しんどい」「パワー不足を感じる場面がある」といった意見は散見されます。特に、80km/hを超えたあたりからの振動や、強風時の安定性の欠如を指摘する声があります。

また、タンク容量が6.5L(FIモデル)と少ないため、航続距離が短く、長距離ツーリングでは頻繁な給油が必要になる点をデメリットとして挙げるオーナーもいます。

これらのレビュー評価を総合すると、バンバン200は「速さや利便性を最優先するバイクではない」ということが明確になります。その独特の乗り味やスタイルを理解し、それを楽しめるライダーにとっては、何物にも代えがたい魅力的なバイクです。逆に、オールマイティな性能を求めるライダーにとっては、物足りなさを感じる可能性があると言えるでしょう。

シリーズで比較!200 125 50の違い

シリーズで比較!200 125 50の違い

バンバンシリーズには、現在中古市場で主力の「バンバン200」の他に、過去には「バンバン125」や「バンバン90」「バンバン50」といった小排気量モデルが存在しました。それぞれの特徴を知ることで、バンバンシリーズ全体の魅力をより深く理解できます。

バンバン200

2002年に登場したモデルで、シリーズの中では最も排気量が大きく、高速道路の走行も可能です。エンジンは空冷4ストローク単気筒で、扱いやすいパワー特性を持っています。FI(フューエルインジェクション)モデルとキャブレターモデルが存在し、FIモデルは始動性や燃費に優れています。現代の交通事情にも対応できる走行性能と、バンバンらしいスタイルを両立させた、最もバランスの取れたモデルです。

バンバン125・90・50

これらは1970年代に発売されたオリジナルのバンバンシリーズです。エンジンはすべて空冷2ストローク単気筒で、2スト特有の小気味よい加速感と白煙、そして独特の排気音が特徴です。 デザイン面での最大の違いは、フロントタイヤにもリアと同様の極太バルーンタイヤを採用している点です(一部モデルを除く)。この前後ファットタイヤのスタイルこそが、元祖バンバンの象徴と言えます。

以下の表に、主なモデルのスペックの違いをまとめます。

スクロールできます
モデル名エンジン形式排気量フロントタイヤリアタイヤ
バンバン200空冷4ストローク単気筒199cc130/80-18180/80-14
バンバン125空冷2ストローク単気筒123cc5.4-145.4-14
バンバン90空冷2ストローク単気筒89cc5.4-145.4-14
バンバン50空冷2ストローク単気筒49cc5.4-105.4-10

※タイヤサイズなどは年式により異なる場合があります。

このように、同じ「バンバン」の名前を冠していても、200とそれ以外のモデルとでは、エンジン形式やデザインコンセプトに大きな違いがあります。パワフルで現代的な乗り味を求めるならバンバン200、よりレトロで個性的なスタイルと2ストロークの魅力を味わいたいなら旧モデル、という選択になるでしょう。

エンジンの寿命を左右する持病はあるか?

エンジンの寿命を左右する持病はあるか?

バンバン200の購入を検討する上で、エンジンの寿命や特有のトラブル、いわゆる「持病」の有無は気になるポイントです。

全体的に見ると、バンバン200のエンジンは非常に丈夫で信頼性が高いと評価されています。基本設計が古くからあるジェベル200やDF200Eといったオフロードバイクのエンジンを流用しており、熟成されたタフなエンジンとして定評があります。適切なメンテナンスを怠らなければ、走行距離が5万km、あるいはそれ以上になっても問題なく走り続ける個体は少なくありません。エンジンの基本的な寿命は、オーナーの乗り方とメンテナンス次第で大きく変わると言えます。

ただし、いくつかの注意すべき点は存在します。

FIモデル初期のエンスト問題

フューエルインジェクション(FI)が採用された初期のモデル(2007年以降)では、「エンストしやすい」という持病が報告されることがあります。特にエンジンが冷えている時や、低速走行からの再加速時などに症状が出やすいようです。これはECU(エンジンコントロールユニット)のセッティングに起因すると言われていますが、全ての車両で発生するわけではなく、個体差が大きいようです。中古車を選ぶ際には、この点を念頭に置いておくと良いでしょう。

オイル管理の重要性

これはバンバン200に限った話ではありませんが、空冷単気筒エンジンはオイル管理が非常に重要です。エンジンオイルは冷却の役割も担っているため、オイル量が不足したり、劣化したオイルを使い続けたりすると、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。オイル交換は定期的に、メーカーの指定サイクルよりも早めに行うくらいの意識を持つことが、エンジンを長持ちさせる秘訣です。

錆の問題

エンジン本体のトラブルとは異なりますが、車体全体、特にマフラーやフレームの一部が錆びやすいという指摘もあります。車両価格を抑えるためのコストダウンの影響も考えられますが、これも保管状況や日頃の手入れによって大きく差が出る部分です。雨ざらしでの保管は避け、洗車後はしっかりと水分を拭き取るなどのケアが大切になります。

以上のことから、バンバン200には致命的な持病と呼べるほどの弱点はありません。しかし、FIモデル初期の特性や、基本的なメンテナンスの重要性を理解しておくことが、長く安心して乗り続けるための鍵となります。

バンバン 200はダサいイメージを覆す魅力

バンバン 200はダサいイメージを覆す魅力
  • 気になる最高速と走行性能をチェック
  • 自分だけのスタイルを作るカスタムの世界
  • 流行りのファットカスタムで迫力をプラス
  • おすすめのカスタムシートで見た目も向上
  • ボアアップによるパワー向上の可能性
  • バンバン 200はダサいのではなく個性的

気になる最高速と走行性能をチェック

気になる最高速と走行性能をチェック

バンバン200は、その見た目から走行性能についてはあまり期待されないことが多いですが、実際の性能はどのようなものなのでしょうか。

まず最高速については、ライダーの体重や走行条件によって変動しますが、おおむね110km/h前後というのが一般的な見解です。メーカーの公表するスペック(最高出力16PS/8,000rpm)やギア比から計算しても、理論上の最高速はそのあたりに落ち着きます。このため、高速道路での走行は法規上可能ですが、80km/hから100km/h程度で巡航するのが最も快適な速度域と言えるでしょう。追い越し時など、瞬間的に100km/h以上を出す余力はありますが、長時間の高速巡航はエンジンへの負担や振動の観点から、あまり得意とは言えません。

バンバン200の真価は、最高速よりも街乗りや郊外の道をトコトコと走る場面で発揮されます。低回転域から粘りのあるトルクを発生させるエンジン特性により、信号の多い市街地でもスムーズな発進・加速が可能です。ストップ&ゴーを繰り返すような状況でもストレスを感じにくいのは、大きなメリットです。

また、特徴的なファットタイヤは、直進安定性に優れています。路面の多少の凹凸はものともせず、どっしりとした乗り心地を提供します。ただし、その反面、軽快なコーナリングは得意ではありません。クイックにバイクを倒し込んで曲がるというよりは、車体をあまり傾けずにゆったりとカーブを曲がっていくような乗り方が向いています。

要するに、バンバン200の走行性能は「速さを競う」のではなく、「のんびりとバイクライフを楽しむ」ために最適化されていると言えます。このバイクのキャラクターを理解し、スピードを求めずに走ることで、他のバイクでは味わえない独特の楽しさや心地よさを感じることができるのです。

自分だけのスタイルを作るカスタムの世界

自分だけのスタイルを作るカスタムの世界

バンバン200の最大の魅力の一つは、その高いカスタム性にあります。シンプルな車体構成はカスタムの自由度が高く、オーナーが自分だけのオリジナルな一台を作り上げるための絶好のキャンバスとなります。

バンバン200のカスタムは、多岐にわたります。マフラーを交換して排気音や見た目を変えるのは定番中の定番です。アップタイプのマフラーや、ショートタイプのメガホンマフラーなど、様々な製品がリリースされており、選ぶマフラーによってバイクの印象は大きく変わります。

ハンドルやミラーの交換も、比較的容易に行える人気のカスタムです。幅の広いノーマルハンドルから、低く構えたセパレートハンドルや、レトロな雰囲気のアップハンドルに変更するだけで、ライディングポジションも見た目も劇的に変化させられます。

ウインカーやテールランプを小型のものに変更してリア周りをスッキリさせたり、ヘッドライトを個性的なデザインのものに交換したりするのも効果的です。細かなパーツの変更を積み重ねることで、全体の完成度を高めていく楽しみがあります。

塗装も人気のカスタム手法です。燃料タンクやフェンダーの色を変えるだけで、バイクは全く新しい表情を見せます。ミリタリーテイストのマットカラーに塗装したり、クラシックなツートンカラーにしたりと、アイデア次第で可能性は無限に広がります。

このように、バンバン200は少し手を加えるだけでオーナーの個性を色濃く反映できるバイクです。パーツの種類も比較的豊富なため、初心者からベテランまで、幅広い層がカスタムを楽しんでいます。「ダサい」という評価も、カスタム次第で「世界に一台だけのかっこいいバイク」に覆すことができるのが、バンバン200の奥深い魅力なのです。

流行りのファットカスタムで迫力をプラス

流行りのファットカスタムで迫力をプラス

数あるバンバン200のカスタムの中でも、特に人気が高く、そのスタイルを象徴するのが「ファットカスタム」です。これは、フロントタイヤもリアと同様の極太タイヤに変更するカスタムを指します。

ノーマルのバンバン200は、リアに180mm幅の極太タイヤを履いているのに対し、フロントは130mm幅と、前後で太さが大きく異なります。このアンバランスさも一つの個性ではありますが、ファットカスタムを施すことで、前後のタイヤが同じくらいの太さになり、圧倒的な迫力と存在感が生まれます。このスタイルは、1970年代の元祖バンバンシリーズを彷彿とさせるものであり、よりレトロでワイルドな雰囲気を強調できます。

ファットカスタムを実現するには、フロント周りのパーツを大幅に変更する必要があります。具体的には、フロントホイールをリアと同じ14インチのものに変更し、太いタイヤを装着できるように、幅の広いステム(トリプルツリー)や専用のアクスルシャフトなどが必要になります。これらのパーツは、カスタムショップからキットとして販売されている場合もあります。

ファットカスタムのメリットとデメリット

メリットは、何と言ってもその見た目のインパクトです。ノーマルとは比較にならないほどの重厚感と安定感を視覚的に演出し、唯一無二のカスタムバイクとして注目を集めること間違いありません。

一方、デメリットとしては、ハンドリングの変化が挙げられます。フロントタイヤが太くなることで、ステアリングが重くなり、軽快さが失われる傾向にあります。特に、乗り始めはカーブでの曲がりにくさに戸惑うかもしれません。また、カスタムにかかる費用も決して安くはないため、覚悟が必要です。

このように、ファットカスタムは見た目を劇的に変化させる魅力的なカスタムですが、走行性能にも影響を与えることを理解した上で挑戦することが大切です。しかし、そのデメリットを補って余りあるほどの個性を手に入れられるため、多くのバンバン乗りが憧れるカスタムの代表格となっています。

おすすめのカスタムシートで見た目も向上

おすすめのカスタムシートで見た目も向上

バンバン200の乗り心地や見た目の印象を大きく左右するパーツが「シート」です。シートを交換するカスタムは、比較的簡単に行える上に満足度が高いため、多くのオーナーに支持されています。

ノーマルのシートも厚みがあり快適ですが、カスタムシートに交換することで、より自分好みのスタイルと快適性を両立させることが可能です。

タックロールシート

最も人気のあるカスタムシートの一つが「タックロールシート」です。シートの座面に縦方向の縫い目(タックロール)が入ったデザインで、クラシックでレトロな雰囲気を一気に高めてくれます。見た目のおしゃれさだけでなく、タックロールの凹凸が滑り止めの役割を果たし、ライディング中の体のズレを防ぐ効果も期待できます。カラーバリエーションも豊富で、黒だけでなく茶色や白なども人気があります。

フラットシート(FRPシートベース)

よりスリムでスタイリッシュな外観を求めるライダーには、薄型のフラットシートもおすすめです。FRP(繊維強化プラスチック)製のシートベースを使用し、シート全体の厚みを抑えることで、リア周りを非常にスッキリと見せることができます。ただし、クッション性はノーマルやタックロールシートに比べて劣るため、長距離の快適性よりもスタイルを重視する方向けのカスタムと言えます。

シートの選び方の注意点

カスタムシートを選ぶ際は、デザインだけでなく、自分のライディングスタイルに合っているかを考慮することが大切です。日常の足として使い、ツーリングにも行くのであれば、ある程度のクッション性を確保したタックロールシートなどが適しています。一方で、見た目を最優先し、ショートツーリングがメインであれば、デザイン性の高いフラットシートも良い選択肢になります。

シート交換は、バイク全体の雰囲気を決定づける重要なカスタムです。自分の目指すスタイルに合わせて最適なシートを選ぶことで、バンバン200はさらに愛着の湧く一台になるでしょう。

ボアアップによるパワー向上の可能性

ボアアップによるパワー向上の可能性

バンバン200の走行性能、特にパワーに物足りなさを感じるオーナーが最終的に行き着くカスタムの一つに「ボアアップ」があります。ボアアップとは、エンジンのシリンダーの内径(ボア)を広げ、より大きなピストンを組み込むことで、エンジンの排気量を上げる改造のことです。

バンバン200のノーマル排気量は199ccですが、これをボアアップすることで、さらなるパワーとトルクを手に入れることが可能になります。市場には、排気量を約216ccやそれ以上に上げるためのボアアップキットが存在する場合があります。

ボアアップのメリット

最大のメリットは、言うまでもなくパワーとトルクの向上です。発進時の加速力が増し、坂道での力強さや高速道路での巡航にも余裕が生まれます。ノーマルでは物足りなかった追い越し加速もスムーズになり、ライディングのストレスが軽減されます。エンジンをチューニングする楽しみや、他のバンバン200との差別化を図れるという満足感も大きな魅力です。

ボアアップのデメリットと注意点

しかし、ボアアップには多くのデメリットや注意点が伴います。まず、エンジン内部に手を入れる大掛かりな作業となるため、専門的な知識と技術が必要です。信頼できるバイクショップに依頼するのが一般的ですが、その分、工賃を含めた費用は高額になります。

また、排気量が上がることにより、エンジン各部への負担が増加します。クランクシャフトやクラッチ、冷却系などがノーマルのままでは耐えきれず、トラブルの原因となる可能性があります。そのため、ボアアップに合わせて周辺パーツの強化も必要になるケースが多く、総費用はさらに膨らみます。

エンジンの耐久性が低下するリスクもあり、ノーマルエンジンに比べて寿命が短くなる可能性も否定できません。燃費の悪化も避けられないでしょう。

最も重要な注意点として、排気量が250ccを超えた場合は、現在の軽二輪登録(白ナンバー)から小型二輪登録(緑ナンバー)への変更と、車検の取得が法律で義務付けられます。これを怠ると違法改造となり、厳しい罰則の対象となります。

これらのことから、ボアアップは大きな効果が期待できる一方で、費用、リスク、法的な手続きなど、多くのことを考慮しなければならない上級者向けのカスタムです。実行する際は、メリットとデメリットを十分に理解し、自己責任で行う覚悟が求められます。

バンバン 200はダサいのではなく個性的

この記事では、スズキのバンバン200が「ダサい」と言われる理由から、その評価を覆す多くの魅力について解説してきました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • バンバン200の評価は「ダサい」と「おしゃれ」で二分される
  • ダサいと言われる主な理由はレトロすぎるデザインや独特のパーツ構成
  • 一方でその個性が「かわいい」「おしゃれ」と評価される要因でもある
  • 特に女子ライダーからは扱いやすさとかわいらしさで人気が高い
  • オーナーのレビューでは「トコトコ走るのが楽しい」と好意的な声が多数
  • 弱点としてパワー不足や高速走行の苦手さが指摘されることもある
  • エンジンは基本的に丈夫で、致命的な持病は少ない
  • ただしFI初期モデルのエンストやオイル管理には注意が必要
  • 最高速は110km/h前後で、高速巡航より街乗りや下道ツーリングが得意
  • カスタムベースとしてのポテンシャルが非常に高いのが最大の魅力
  • マフラーやシート、ハンドル交換で手軽に個性を演出できる
  • 人気のファットカスタムは圧倒的な迫力を生み出す
  • タックロールシートはおしゃれさと快適性を両立できる定番アイテム
  • ボアアップはパワー向上に繋がるが多くのリスクと費用を伴う上級者向けカスタム
  • 最終的にバンバン200は乗り手の価値観を映し出す個性的なバイクである

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