「Z900RS多すぎ」は本当?人気の理由と欠点を徹底解剖

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街中やツーリング先でカワサキ Z900RSを見かける機会が増え、「Z900RSは多すぎでは?」と感じている方もいるかもしれません。圧倒的な人気を誇る一方で、購入を検討する際には、不人気な色はあるのか、壊れやすいという噂は本当なのか、といった懸念も耳にします。

また、どのような購入層に支持されているのか、所有者が飽きる瞬間や手放した理由、そして気になる資産価値まで、知っておきたいポイントは多岐にわたります。この記事では、Z900RSが多くのライダーを惹きつける魅力の裏側にある、リアルな情報や注意点を網羅的に解説していきます。

この記事ではこんな内容をまとめています!

  • Z900RSが「多すぎ」と言われるほどの人気を集める理由
  • 購入後に後悔しないために知っておくべき現実的な欠点
  • カラー選びで失敗しないためのポイントと各色の評価
  • Z900RSの将来的な資産価値と長期保有の可能性
目次

Z900RSが多すぎと言われる人気の背景

Z900RSが多すぎと言われる人気の背景
  • Z900RSの主な購入層はどの世代?
  • タイガーカラーのプレミア価値は?
  • 10年後の資産価値は高いのか?
  • 不人気な色を選ぶ際の注意点
  • そもそもZ900RSにリミッターはある?

Z900RSの主な購入層はどの世代?

Z900RSの主な購入層はどの世代?

Z900RSの購入層は、主に40代から50代の中高年ライダーが中心となっています。この世代は、Z900RSのデザインの源流である1970年代の名車「Z1」をリアルタイムで知っており、そのスタイルに強い憧れや懐かしさを抱いている場合が多いです。青春時代にバイクブームを経験し、経済的にも時間的にも余裕が生まれたことで、再びバイクライフに戻ってくる「リターンライダー」からの支持が厚いのが特徴です。

一方で、近年ではネオクラシックというジャンルの流行もあり、そのスタイリッシュなデザインに惹かれた30代のライダーも増加傾向にあります。彼らにとっては、Z1の歴史を知らずとも、レトロな雰囲気と現代的な性能を両立したZ900RSが、新鮮で魅力的なバイクとして映っています。

このように、Z900RSはZ1を知る世代の心を掴むだけでなく、新しい世代のファンも獲得することで、幅広い年齢層に支持される人気モデルとしての地位を確立していると考えられます。

タイガーカラーのプレミア価値は?

タイガーカラーのプレミア価値は?

タイガーカラー(正式名称:キャンディトーングリーン)は、Z900RSのカラーバリエーションの中でも特に人気が高く、プレミア価値が付く傾向にあります。このカラーは、1973年に登場したZ1の「タイガーカラー」を現代に再現したものであり、歴史的な背景を持つことから往年のカワサキファンにとって特別な意味を持っています。

なぜタイガーカラーは人気なのか

タイガーカラーの人気は、単なるデザインの良さだけではありません。Z900RSの象徴的なカラーである「火の玉カラー」と人気を二分する存在であり、「Zらしさ」を強く感じさせる点が多くのライダーの所有欲を刺激します。そのインパクトのある見た目は、他のバイクと並んだ際にも強い存在感を放ちます。

中古市場での価値

中古バイク市場においても、タイガーカラーの車両は高値で取引される傾向が顕著です。車両の状態にもよりますが、他のカラーリングと比較して査定額が高く、リセールバリューを重視するユーザーからも選ばれています。所有する満足感だけでなく、将来的な資産価値の面でもメリットが大きいカラーリングと言えるでしょう。

10年後の資産価値は高いのか?

10年後の資産価値は高いのか?

Z900RSは、10年後も高い資産価値を維持する可能性が高いバイクと考えられます。その理由は、一過性のブームに終わらない普遍的なデザインと、根強いファンの存在にあります。

まず、Z900RSはネオクラシックというジャンルを代表するモデルであり、そのデザインは時間が経っても色褪せにくい魅力を持っています。特に、限定モデルや前述のタイガーカラー、火の玉カラーといった象徴的なカラーリングの車両は、中古市場で価値が下がりにくいのが特徴です。

実際に、Z900RSはリセールバリューが非常に高いことで知られており、良好な状態を保てば購入時の価格に近い金額で売却できるケースも少なくありません。10年後には、現行モデルが「味のある旧車」として再評価される可能性も十分にあります。

ただし、資産価値を高く維持するためには、定期的なメンテナンスを欠かさず、走行距離を抑え、事故歴がないことが重要です。日頃から丁寧な扱いを心がけることが、将来の価値を大きく左右する鍵となります。

不人気な色を選ぶ際の注意点

不人気な色を選ぶ際の注意点

Z900RSには多彩なカラーがありますが、中には「不人気色」と見なされがちなカラーも存在します。例えば、メタリックファントムシルバーやブラックとゴールドの組み合わせなどは、火の玉カラーやタイガーカラーのような象徴的なカラーではないため、比較的人気が落ち着いている傾向にあります。

不人気色を選ぶデメリット

不人気とされる色を選ぶ際の最も大きな注意点は、リセールバリューが人気色に比べて低くなる可能性があることです。また、個性的なカラーではないため、強いインパクトを求めるユーザーには物足りなく感じられるかもしれません。周囲のライダーから「少し地味だね」といった評価を受ける可能性も考慮しておく必要があります。

不人気色を選ぶメリット

一方で、不人気色にはメリットも存在します。流通台数が少ないため、逆に「他の人と被らない」という希少性を得ることができます。「多すぎる」と感じる状況を避けたい個性派のライダーにとっては、魅力的な選択肢となり得ます。中古市場で、人気色よりも少し手頃な価格で見つかる場合がある点もメリットの一つです。

最終的には個人の好みが最も大切ですが、将来的な売却まで視野に入れるのであれば、カラーによる評価の違いを理解した上で選択することが賢明です。

カラー系統人気度主な理由
火の玉 / タイガー★★★★★Z1を象徴する歴史的背景、高いリセール価値
ブルー / レッド系★★★★☆鮮やかでスポーティな印象、比較的新しいカラー
ブラック / グレー系★★★☆☆落ち着いた印象で大人向け、インパクトは控えめ

そもそもZ900RSにリミッターはある?

そもそもZ900RSにリミッターはある?

Z900RSの日本国内仕様車には、速度リミッターが標準で搭載されています。このリミッターは、時速180km/hを超えると燃料供給をカットするなどして、それ以上の速度が出ないように制御する安全装置です。日本の公道ではこの速度域で走行する機会はありませんが、サーキット走行などを楽しむユーザーの中には、このリミッターの存在を気にする方もいます。

このリミッターは、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)の書き換えによって解除することが可能です。リミッターを解除すれば、Z900RSが本来持つポテンシャルを最大限に引き出し、200km/hを超える速度域まで到達させることができます。

ただし、ECUの書き換えには注意が必要です。メーカー保証の対象外となるだけでなく、セッティングによってはエンジンに負担をかけたり、燃費が悪化したりする可能性があります。また、公道での速度超過は重大な交通違反です。リミッター解除は、あくまでクローズドコースでの走行を前提としたカスタムであり、そのリスクと責任を十分に理解した上で検討すべきです。

Z900RSが多すぎで気になる現実的な問題

Z900RSが多すぎで気になる現実的な問題
  • Z900RSは本当に飽きるのか?
  • Z900RSを売った人の手放した理由
  • 壊れやすいという評判の真偽
  • 指摘されるダメなところとは?
  • 排気音は近所迷惑になるレベル?

Z900RSは本当に飽きるのか?

Z900RSは本当に飽きるのか?

Z900RSに対して「飽きる」という声が聞かれることがありますが、これはバイクの性能が低いからではなく、むしろその完成度の高さが理由となっている場合があります。

Z900RSは、非常に乗りやすく、クセのない素直な乗り味が特徴です。エンジンは低速から滑らかにトルクを発生させ、電子制御も搭載されているため、誰でも安心して走りを楽しめます。しかし、この「優等生」な乗り味が、スーパースポーツのような刺激的な加速や、旧車のような荒々しさを求めるライダーにとっては「物足りない」と感じられ、「飽きる」という感覚につながることがあるのです。

また、前述の通り街中で見かける機会が非常に多いため、「特別なバイクに乗っている」という感覚が薄れやすい点も、飽きを感じさせる一因かもしれません。

一方で、Z900RSはカスタムパーツが非常に豊富です。マフラーやシート、ハンドルなどを交換することで、見た目も乗り味も自分好みに大きく変化させられます。このカスタマイズ性の高さが、飽きずに長く楽しむための鍵となります。同じ乗り方にマンネリを感じたとき、カスタムによって新たな魅力を発見できるため、一概に「飽きやすいバイク」と断定するのは早いでしょう。

Z900RSを売った人の手放した理由

Z900RSを売った人の手放した理由

Z900RSを一度は手に入れたものの、売却するに至った人たちの手放した理由には、いくつかの共通点が見られます。

最も多い理由の一つが、乗り味に関する「期待とのギャップ」です。Z1を彷彿とさせる力強い見た目から、もっと荒々しい刺激的な走りを期待していたところ、実際に乗ってみると非常にマイルドで扱いやすかったため、「物足りない」と感じて他のバイクに乗り換えるケースです。

次に、その人気の高さが逆にデメリットとなる場合もあります。ツーリング先などで頻繁に同じバイクに遭遇したり、信号待ちで知らない人から声をかけられたりすることが多く、そうしたコミュニケーションが「煩わしい」と感じてしまう人もいるようです。自分だけの静かなバイクライフを求める人には、Z900RSの注目度の高さが合わなかった、というわけです。

もちろん、結婚や転勤といったライフスタイルの変化により、バイクに乗る時間や保管場所が確保できなくなり、やむを得ず手放すという現実的な理由も少なくありません。これらのことから、バイク自体の欠陥というよりは、所有者の価値観や環境の変化が売却の主な引き金になっていることがうかがえます。

壊れやすいという評判の真偽

壊れやすいという評判の真偽

「Z900RSは壊れやすい」という評判が一部で聞かれますが、これは必ずしも事実ではありません。Z900RSは現代の技術で設計・製造された信頼性の高いバイクであり、適切なメンテナンスを行っていれば、大きなトラブルが発生することは稀です。

なぜ「壊れやすい」と言われるのか

この評判が広まった背景には、いくつかの要因が考えられます。一つは、一部の初期モデルで報告されたレギュレーターの不具合です。これは電圧異常を引き起こす可能性がありましたが、現在は対策されています。

また、並列4気筒エンジン特有のメカニカルノイズを「故障の予兆」と勘違いしてしまったり、カスタムパーツの取り付けミスが原因でトラブルが発生したりするケースもあります。純正チェーンが比較的伸びやすいという声もあり、定期的な点検や調整を怠ると、不具合につながりかねません。

したがって、「Z900RSが特別壊れやすい」というわけではなく、むしろオーナーによるメンテナンスの有無が車両のコンディションを大きく左右すると言えます。定期的なオイル交換や各部の点検といった基本的な維持管理をしっかり行うことで、安心して長く乗り続けることが可能なバイクです。

指摘されるダメなところとは?

指摘されるダメなところとは?

多くの魅力を持つZ900RSですが、オーナーからはいくつかの「ダメなところ」つまり欠点も指摘されています。購入後に後悔しないためには、これらの点を事前に把握しておくことが大切です。

重量と取り回し

車両重量は215kgあり、大型バイクとしては標準的ですが、小柄な方やバイク初心者にとっては、駐車場での取り回しや押し歩きが重労働に感じられることがあります。立ちゴケのリスクも高まるため、不安な方はローダウンキットの導入などを検討すると良いでしょう。

シートの硬さ

特に日本仕様のローシートは、デザインを優先しているためかクッションが硬めです。そのため、長時間のツーリングではお尻が痛くなるという声が多く聞かれます。対策として、クッション性の高い社外シートに交換したり、ゲルザブのような補助的なクッションを使用したりするオーナーも少なくありません。

燃費

燃費性能は平均で18km/L前後と、このクラスのバイクとしては決して悪くありません。しかし、ハイオクガソリン指定であるため、レギュラーガソリン仕様のバイクと比較すると燃料代が割高になります。頻繁に長距離を走るユーザーにとっては、維持費の面で少し気になるポイントかもしれません。

これらの点は、工夫やカスタムによってある程度改善できるものですが、購入前に試乗するなどして、自分にとって許容範囲内かどうかを確認しておくことをお勧めします。

排気音は近所迷惑になるレベル?

排気音は近所迷惑になるレベル?

Z900RSの排気音は、近所迷惑になる可能性があるため注意が必要です。カワサキはこのモデルのためにサウンドチューニングを施しており、純正マフラーであってもエンジン始動時やアイドリング時の音量はかなり大きめに設定されています。

特に住宅が密集している地域での早朝や深夜のエンジン始動は、その重低音が響き渡り、騒音トラブルの原因となりかねません。自分にとっては心地よいエキゾーストサウンドでも、バイクに興味のない人からすれば、それは単なる騒音と受け取られてしまう可能性があります。

もちろん、社外品のフルエキゾーストマフラーなどに交換した場合は、さらに音量が大きくなるため、一層の配慮が求められます。

対策としては、暖気運転はなるべく短時間で済ませ、速やかにその場から走り出すことが挙げられます。また、エンジンをかける時間帯を考慮したり、住宅地では不要な空ぶかしを控えたりするなど、ライダーとしてのマナーを心がけることが、周囲と良好な関係を保ちながらバイクライフを楽しむための鍵となります。

結論:Z900RSが多すぎ問題の捉え方

最後にこの記事のポイントをまとめておきます。

  • Z900RSが「多すぎ」と言われるのは圧倒的な人気と販売台数の証
  • 主な購入層はZ1に憧れる40代から50代だが30代にも拡大中
  • タイガーカラーや火の玉カラーは特に人気が高くプレミア価値を持つ
  • 10年後も高いリセールバリューが期待できる資産価値の高いモデル
  • ブラックやシルバー系は不人気色と言われるが希少性というメリットもある
  • 国内仕様には180km/hで作動する速度リミッターが標準装備されている
  • 「飽きる」という意見は完成度が高く刺激がマイルドな乗り味に起因する
  • カスタムパーツが豊富で自分好みに変えることで長く楽しめる
  • 手放した理由は「物足りなさ」や「ライフスタイルの変化」が中心
  • 「壊れやすい」は誤解で定期的なメンテナンスがコンディションを保つ鍵
  • 初期モデルにはレギュレーターの不具合報告があったが現在は対策済み
  • 欠点として車体の重さやシートの硬さが指摘されることがある
  • ハイオク指定のため燃料代がレギュラー仕様車より割高になる
  • 純正マフラーでも音は大きめで早朝深夜のエンジン始動は配慮が必要
  • 結局のところZ900RSの魅力と欠点を理解し自分の価値観に合うかが最も重要

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